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この〜〜〜!!(もうがまんできない)

 ここ数年、毎年1月27日前後に開催しているJagataraイベント。今年は、2月に発売されるJagataraのDVD『この〜〜〜!!(もうがまんできない)』の発売を記念してロフトプラスワンにて開催された。
 ちなみにこの日はJagataraのボーカル、江戸アケミの命日である(1990年1月27日、自宅で入浴中に死亡した)。
 解散して早15年。今やJagataraを知らない人も多いと思う。しかし80年代に日本でも勃興したパンク/ニューウェーヴの洗礼を受けた人にとって、Jagataraは忘れることのできない衝撃を与えてくれたバンドの一つだ。
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 解散して早15年。今やJagataraを知らない人も多いと思う。しかし80年代に日本でも勃興したパンク/ニューウェーヴの洗礼を受けた人にとって、Jagataraは忘れることのできない衝撃を与えてくれたバンドの一つだ。
lpo_akemi.jpg 初期Jagataraはライブ中にアケミがナイフで額を切り刻んでアジテーションしたり、伝説のイベント「天国注射の夜」に出演したりと、当時のアンダーグラウンドを代表するバンドだった。その後、自主制作したEP、アルバムが大評判となり異例のセールスを記録。パフォーマンスだけでなく優れた音楽性のバンドとして高い評価を受けた。しかしアケミが精神的な病で83年に入院。療養のため85年までバンドは休止される。アケミ復帰後、バンドはこれまで以上に成長をとげ、80年代後半を代表するイベント「東京ソイソース」への出演や山本政志の映画「ロビンソンの庭」へ出演するなど、精力的な活動を続けた。
 80年代を疾走したJagataraは、そのインディペンデントな活動にも関わらず、解散後もその伝説が広く伝え続けられた。(同じように伝説化されたバンドとして、やはり同時期に活動したROOSTERSをあげることができるだろう。尤もJagataraの場合、二度とライブを観ることはできないが)

 2005年の1月27日。若いファンの中にはJagataraのライブ映像すら観たことがない人も多いということで、DVD発売にちなんで初のJagatara映像ライブを行った。JagataraギタリストのOTOが未発表を含む約2時間半のライブ映像を集め、それをライブさながら選曲を考えてVJ風にほぼノンストップで上映していく。来場したお客さんも次第にテンションがあがっていき、曲が終わる毎に拍手が起こった。最後に流した「都市生活者の夜」が終わった時は何人かが思わず涙ぐんでいた程。
lpo_jagataratalk.jpg その後は、OTO進行によるトークライブが行われた。ゲストはJagataraダンサーの南流石、舞台の山田氏、そしてイラストレーターの八木康夫。(SUGIZOは残念ながら欠席)
 南流石はある意味Jagataraを一番引きずっている人かもしれない。途中から加入した南は、当時既に売れっ子のダンサーだったが、アケミに「お前の踊りはニセモノだ。お前はお前の踊りをやれ!」と罵倒され、むかつきながらも、何故かJagataraに留まった。そしてアケミの死後もずっとアケミの言葉の意味を考えているという。映像を見終わった後、南は「私が人生で唯一間違ってなかったのはJagataraにいたこと」とコメントしていたが、その心の中の熱い想いを簡潔に表す言葉だった。
 八木康夫は、Jagataraのジャケットを担当していた日本でも有数のイラストレーター。この日は酔っぱらいながらも、現在の危機的な状況におけるアケミが残した言葉の意味を模索していた。そういえば、八木が同じくジャケットを手がけていたBO GUMBOSのどんとが、アケミの死後10年後の同じ日(2000年1月27日)に、アケミと同じ年齢(37歳)で死去したことは、偶然とはいえ、なんらかの符合を感じざるを得ないことだった。
 トークの最後に南が「アケミの命日が楽しみなのは、毎年こうやってみんなが集まってくれてアケミを一緒に思い出せるから」と言っていた。アケミもどんとも、毎年この時期に追悼イベントが行われているのは、Jagatara、BO GUMBOSのファンだった僕にとっても本当に嬉しいことだ。

 ちなみに、今回発売されるDVDは、Jagataraが1989年にドヤ街として知られる横浜寿町のフリーコンサートに出た時の映像、「東京ソイソース」でのMUTE BEATとのライブ、そしてアケミが死亡する3日前に収録された鮎川誠との対談が収録されている。どれも興味深い映像だが、メインである寿町のライブは特に凄まじい。寿町のおっちゃん連中と、バンド目当てに来た少年少女、労働者やホームレスを支援する人達、ディープな音楽ファンなどが混然一体となり、手を取り合って踊り明かす模様は、なんというか、祝祭空間そのもの。アケミがこの労働者の街を特に愛していたのがよくわかる映像だ。たとえJagataraを知らなくてもロックが好きな人なら是非一度観て欲しい、と自信を持って薦められるDVDだ。

lpo_mougaman.jpgJAGATARA じゃがたら
『この〜!!(もうがまんできない)』
BMG / JPN / DVD / NO.JP0412-11 / 3,990 円
2月9日発売
■収録曲
・ヘイセイ
・BLACK JOKE
・もうがまんできない
・タンゴ
・家族百景、他

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