2/7 第54回アニメスタイルイベント 「マイマイ新子と千年の魔法 公開宣伝会議」

昨年11月に公開されるも、すぐさま打ち切りの憂き目にあってしまった映画『マイマイ新子と千年の魔法』。ところがその後、ファンの自発的な署名活動や口コミの力などで続映が決まり、現在上映しているラピュタ阿佐ヶ谷では整理券を求める列ができるなど、異例とも言える事態が発生しています。と、そんな『マイマイ~』をこれからどう盛り上げていくのかを、片渕監督をはじめスタッフ、お客さんを交えて考えよう、というイベントでした。とにかく印象的だったのが、お客さんの熱さ。後半のお客さんを交えたディスカッションが実に素晴らしい盛り上がりを見せて、とにかくいろんなアイデアが出てくる出てくる。なかには宣伝の不備を指摘するなど辛辣な意見も多々ありましたが、だからこそ皆さん本当にこの作品が好きで、どうにかそれを盛り上げようとしているんだと実感させられました。その熱さはしっかりとメディアにも伝播していて、当日は新聞を含めた5社が取材に来ていました。「商業的成功と作品の質の関係」って古くから議論されてきましたが、今こういう時代になると、以前に増して重要な問題になってきたように思います。何も商業的成功を軽く見る気はさらさらありませんが、かと言って数字的な結果ばかりを追い求める風潮がクリエイティブな分野に浸透し過ぎている現状も非常によろしくないのではないかと、自戒を込めて考えさせられた次第であります。(前川)