kenzoさんのプログ、多分初めて読んだ。
http://loftapfa.exblog.jp/6921688/

こんな事書いていいのかどうか迷ったが、賢三さんがここまで「素直」に書くと私も素直に書くしかないと感じた。
それまで何度か賢三さんからプログの話を聞いてはいたが、「そんなもん、やっている暇があたら、店のデザインのあれこれを、考えて来い」という意識が私にあったものだから、無視を決め込んでいた。
一級建築士様と職人・普段は「先生この辺をどうましょう」と聞いてくる職人に対して「あのね〜ここはこうなるのよ」と先生は机に座って偉そうに支持を出す。
建築資材その他備品類は、業者のカタログの中から選び、施工者に金額等を提示し、その了解の元に職人に指示する。
これが一般的な一級建築士の仕事だろう。
だが・・・ロフトの35年の店舗作りの歴史は違う。
どうせ一級建築士なんぞ役には立たない。建築士は、俺たちチームが現場で考えたものを図面にして、業者を選定し、工事の段取りを手配して後は掃除でもしてるがいい。
この現場の連中はこんな風な意識なのだ。
我々の店のコンセプトは「基本的に市販のものは使用しない・そんじょそこいらの店舗に使っているものは使わない」というのがある。
賢三さんはそこを間違えた。
住宅設計は出来ても店舗設計は初めてを、いわゆる初心者をもう最初から見抜いた職人達は彼をパッシングし始めた。普段先生先生と恐れていた人が、程度が悪いとばかりみんなで「いじめ」出したのだ。
ノー天気な賢三はそのことにあまり気がついていない感じだった。
「今すぐ現場から設計士を追い出せ」「賢三が平野さんの友達でなかったら、俺がたたき出す」と言われるくらい大変だった。
朝、娘の送りがあって、夕刻娘を保育園まで迎えに行く。
このことが賢三の評価をさらに決定的に悪くした。
「共稼ぎ夫婦はみんなこのローテションで苦しんだ経験がある」とは施工者のたたき上げの山さんの言葉だ。子供の送り迎えで仕事休めるのは公務員ぐらいなものだ。ふざけろ・・・と
短期決戦の現場で、みんな深夜まで頑張っていて、そこで新しいイメージを決めたりするのに建築士がいない事は決定的だった。
当初この落差に賢三は先生であるがために気がついていなかった。
しかし賢三はb型ゆえ、めげずに、全てを話す私に向かって「もう、ギャラなんて言う問題じゃない。俺はどんなに役に立たずとも絶対逃げない。最後までいる。これは自分にとって凄い勉強になるから・・・」と言い切った。
私にとってまだライブスペースが完成していないのでバースペースにはほとんど顔を出せないが、ゆっくり賢三と飲める日はいつか?
この色々を「なんだかんだ面白かったね」って言える日がもうすぐ来る。
そして今夜もバースペースは営業している。
是非来てください。
素敵なプレゼントもあるよ?
阿佐ヶ谷居候・平野 悠